- 線路事業
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小型つき固め機械 軌陸4頭一体型線路こう上装置(T-S2)
線路こう上装置を既存の軌陸バックホーと一体化し、線路こう上作業を軌陸バックホーオペレーターが操作することで、つき固め作業の省力化、省人化が可能となります。

装置一体化による機動力
軌陸バックホーの鉄輪部に線路こう上装置を取付け一体化しました。
鉄輪の上昇により、オフレール走行を妨げることなく、装着したままの状態で線路内搬入出、回送車への積み降ろしができます。
線路こう上量のモニタリング
左右レールの高低差を測定する水準器を搭載しています。 施工前(線路こう上前)の水準値を控えておくことで、線路こう上後との水準差をもとにジャッキアップ量をミリ単位で確認できます。
バックホーオペレーターが自らジャッキ操作
操作パネルで、水準値の確認と操作するジャッキの切り替えができます。操作パネルは軌陸バックホーのオペレーター室に設置してあり、オペレーターが自らパネルを操作し、ジャッキアップ作業を行います。
車両限界内に収まる回送姿勢
オンレール移動時には、レールクランプと油圧シリンダージャッキを跳ね上げた姿勢をとります。
車両限界に収まる寸法としたことで、ホーム等が介在する狭隘箇所でも運用できます。
バックホーの油圧を活用したジャッキ機構
油圧シリンダージャッキの動力には、軌陸バックホー本体の油圧を利用しています。
装置の小型化と100mmを超えるこう上量の確保に寄与しています。
- 機能向上による
更なる省人化 - 線路拝見による線路こう上量の設定と仕上がり状態の確認を、測量機器を活用した機械システムに置き換え、線路拝見者を不要とした更なる省人化を実現します。