経営理念・行動憲章
経営理念
~安全はすべてに優先する~
東鉄工業グループは、鉄道専門技術の特性を活かした総合建設業として、
安全で快適な交通ネットワークと社会基盤の創造に貢献いたします。
東鉄工業グループ行動憲章
私たち東鉄工業グループは、「経営理念」に基づき、安全で高品質な技術とサービスをお客様に提供することに努め、社会に有用な付加価値を創出します。また、法令はもとより、広く社会の規範・倫理を遵守、尊重し、誠実で公正な企業活動を通じて「社会的責任」を果たしていきます。
こうした活動によって、「持続可能な社会の実現」に寄与し、お客様、株主、従業員、社会をはじめとするすべてのステークホルダーから信頼される経営に努めます。
ここに、東鉄工業グループのすべての役員および従業員が遵守すべき「東鉄工業グループ行動憲章」を制定し、一人ひとりが強い使命感をもって、業務を遂行してまいります。
- 安全と品質の追求
私たちは、「安全」が当社グループの最優先事項であり、あわせて高い「品質」を確保することが信頼の礎であることを常に認識し、徹底的に追求してまいります。
- お客様の満足と信頼の確保
私たちは、常にお客様の期待に沿って行動します。質の高い技術・サービスの提供および誠実なコミュニケーションにより、お客様の満足を獲得し、信頼を築きます。
- コンプライアンスの徹底
私たちは、たった一人の不適切な行動が会社の存続を脅かしかねないことを認識し、コンプライアンスを徹底します。また、お客様・協力会社をはじめとするビジネスパートナーと誠実かつ適正な取引を行い、政治・行政との健全な関係を維持します。
- 事業や諸活動を通じた社会貢献
私たちは、当社グループの事業が「かけがえのない、当たり前の日常を守る」社会的意義の高い仕事であることを誇りに、「良き社会人」として、事業をはじめとした諸活動を通じ社会に貢献します。
- 人間尊重と自らの成長
私たちは、周囲の人への配慮や思いやりを常に忘れず、多様性、人格、個性を尊重し、人としても組織としても成長していきます。
- 働きやすい環境の整備と業務改革
私たちは、自らが持てる力を十分に発揮することで成長し、健康でいきいきと働ける環境の整備を進めるとともに、生産性向上に向けた業務改革に不断に取り組みます。
- 環境問題への積極的取り組み
私たちは、人類共通の課題である環境問題に高い関心を持ち、主体的かつ具体的に行動します。一人ひとりが、資源・自然環境を大切にするとともに、環境問題の解決に資する技術・サービスの提供を図り、地球環境の保全と共生に努めます。
- リスク管理・危機管理の徹底
私たちは、企業活動や生活に脅威を与える反社会的勢力の行動やサイバー攻撃、自然災害等のリスクを想定し、未然防止に努めます。また、危機管理体制を常に整備し、万一事象が発生した際は、迅速、適切、組織的に対応します。
- 積極的、効果的かつ公正な情報開示
私たちは、企業情報を積極的、効果的かつ公正に開示し、幅広いステークホルダーと建設的な対話を行うことを通じ、企業価値の向上を図っていきます。
- 経営トップの役割と本憲章の徹底
経営トップは、実効性のあるガバナンスを構築するとともに、社内、グループ会社、協力会社と本憲章の精神を共有するよう努めます。 また、社会からの信頼を失うような事態が発生した時には、経営トップが率先して問題解決、原因究明、再発防止等に努め、その責任を果たします。
東鉄工業グループサステナビリティ基本方針
当社グループは、「安全で快適な交通ネットワークと社会基盤の創造に貢献する」という経営理念に基づく環境・社会・ガバナンスへの取り組みが、当社グループの企業価値向上と、持続可能な社会の実現に資するとの認識のもと、「東鉄工業グループサステナビリティ基本方針」を定め、事業活動を通じたサステナビリティへの取り組みを実践してまいります。
- 安全で高品質な技術とサービスの提供
当社グループの最大の強みである、鉄道を軸とした施工技術の維持・向上、技術開発の強化、生産性の向上に取組み、安全で高品質な技術とサービスをお客様と社会に提供いたします。
- 地球環境の保全
事業を通じて排出するCO2の削減や環境ストレスの低減を推進し、「環境保全」に努めるとともに、環境負荷の低減に向けたリサイクル事業・緑化事業をはじめとした事業を展開することで、環境保護推進に取り組んでまいります。
- 人権の尊重
国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、あらゆる企業活動において人権を尊重します。
- 働きがいのある職場づくり
多様な人材が働きがいを感じながら、能力を十分に発揮し、仕事と生活の調和を図り豊かな生活ができるよう、各種制度の充実と継続的な教育及び能力開発の機会を提供するとともに業務の効率化を進め、働きやすい職場環境づくりに取り組みます。
- 協力会社との信頼関係の向上
当社グループの協力会社の方々を大切なビジネスパートナーと考え、適正な取引と相互の信頼関係の向上に努めます。
- 地域社会への貢献
「良き企業市民」として、地域・社会とのコミュニケーションを積極的に図り、地域社会への貢献に取り組みます。
- コンプライアンスの徹底
継続的にコンプライアンス体制の強化を図り、法令遵守、誠実かつ適正な取引、適時適切な開示を徹底し、ステークホルダーから信頼される経営に努めます。
東鉄工業グループ人権方針
東鉄工業グループは、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に則り、「東鉄工業グループ人権方針」を策定し、人権尊重に対する取り組みを推進するとともに、当社グループの役員・従業員(社員、出向社員、契約社員、派遣社員を含む)並びに協力会社を含めたサプライチェーンに本方針を浸透させ、人権の尊重及び人権に対する負の影響の防止・軽減に向けて努めてまいります。
- 人権尊重に関する規範・法令の遵守
当社グループは、「国際人権章典」、国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」など、国際的な人権規範を支持・尊重します。また、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」に則り本方針を策定し、人権尊重に取り組んでまいります。
- 人権尊重の取り組み
(1)適正な労務管理
事業活動において、過剰な長時間労働とならないよう適正な人員配置をするとともに、協力会社を含め強制労働や児童への不当な労働が行われないよう働きかけてまいります。(2)ディーセント・ワーク※の推進
従業員の適正な評価・処遇や協力会社従業員の地位向上に取り組み、ともに豊かに暮らせる社会を目指します。
※ディーセント・ワーク:働きがいのある人間らしい仕事
(3)安全の追求
「安全はすべてに優先する」の経営理念に基づき、当社グループの事業活動に関わる全ての人々の公衆安全及び労働安全を最優先に取り組んでまいります。(4)労働者の権利尊重
東鉄工業株式会社では、ユニオンショップ協定を労働組合と締結し、原則として一部の管理職を除いて労働組合に加入しており、労使の対等な関係により、従業員の働きやすい職場環境の改善のため相互に協力しております。また、団結権、団体交渉権等を尊重いたします。(5)差別のない社会の実現
事業活動において人種、性別、信条、宗教、国籍、性的指向、性自認、年齢、出身地、障害等の差別やあらゆるハラスメントを排除します。(6)教育・研修
本方針に基づく人権尊重の取り組みが適正に行われるよう教育・研修を通じて周知・浸透してまいります。(7)人権デュー・ディリジェンス
事業活動における人権への負の影響を防止・軽減するため、人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築・実施してまいります。また、当社グループの内部通報制度や取引先向けホットラインを活用し、モニタリングを行ってまいります。(8)救済措置
社内外を問わず人権侵害または人権に対する負の影響を疑われる事象が発生した場合には、適切な調査を実施したうえで、本事象の排除と再発防止に努めてまいります。
東鉄工業グループ調達・外注方針
東鉄工業グループでは、経営理念、行動憲章並びに持続可能な社会の実現のための東鉄工業グループサステナビリティ基本方針に基づき、「東鉄工業グループ調達・外注方針」を策定し、事業活動の最重要パートナーであるサプライチェーンの皆様と誠実かつ適正な取引を行い、相互の信頼関係を構築してまいります。
- コンプライアンスの徹底
法令・社会規範・社内規程などコンプライアンスを徹底し、誠実かつ適正な取引を行います。
- 公平かつ適正な取引
公平かつ公正な競争機会を提供してまいります。
- 人権の尊重
東鉄工業グループ人権方針に基づき、当社グループの事業活動に関わる全ての人々の人権を尊重してまいります。国内外を問わず、人権尊重を重視している取引先から資材等を調達してまいります。
- 環境問題への取り組み
環境問題に強い関心を持ち、環境に配慮した技術や材料等の積極的な活用、調達・外注に努めます。
- 安全と品質の追求
事業活動に関わる全ての人々の「安全と職場環境」に配慮するとともに、高い「品質」を追求してまいります。
東鉄工業グループ取引先ガイドライン
東鉄工業グループの経営理念、行動憲章並びに東鉄工業グループサステナビリティ基本方針に基づく東鉄工業グループ調達・外注方針を実現するため、「東鉄工業グループ取引先ガイドライン」を策定しました。サプライチェーンの皆様に本ガイドラインをご理解・ご賛同いただき、実施頂きますようお願いいたします。
- コンプライアンスの徹底
法令はもとより社会の規範・倫理を遵守するなどコンプライアンスを徹底する。
- 公正かつ適正な取引
公正かつ適正な取引を行い、不当な利益供与や不適切な関係を遮断する。
- 反社会的勢力の排除
反社会的勢力との一切の関係を排除する。
- 差別・ハラスメントの排除
人種、性別、信条、宗教、国籍、性的指向、性自認、年齢、出身地、障害等の差別やあらゆるハラスメントを排除する。
- 強制労働・児童労働の禁止・排除
強制労働や児童労働の一切を禁止する。また、二次以降の協力会社や調達資材等の製造過程を含めたサプライチェーンにおいても、強制労働や児童労働などの人権侵害に加担しない。
- 労働時間の適正管理
従業員の勤務時間を適正に管理し、過度な長時間労働を排除する。
- 適切な賃金の支払
賃金の未払いを禁止するとともに、労働に対する適正な対価の支払いに努める。
- 環境への配慮
地球温暖化防止対策、産業廃棄物対策、汚染防止対策、有害物質の適正管理など環境に配慮した事業活動を推進する。
- 品質の確保
当社グループとの対等な関係を構築し、相互の協議・打合せにより、適正な品質を確保する。
- 情報セキュリティの確保
個人情報、顧客情報、並びに機密情報を適切に取り扱うほか、情報ネットワークの環境が当社グループを始め、他のネットワークに影響を与えることを常に意識し、情報セキュリティを確保する。
コーポレートブランドについて
シンボルマーク

当社は1943 年(昭和18 年)7月、鉄道の保持・強化を目的に、「東京鐵道工業株式会社」として設立され、その後、1952 年(昭和27年)7月に商号を「東鉄工業株式会社」に変更し今日に至っています。
現在使用中の「社章」は1963 年(昭和38 年)7月に、会社創立20 周年記念事業として全社員からの募集により制定されたものであり、当社の事業である土木・軌道工事の「ツルハシ」と、建築工事の「玄翁(金槌)」を象形図案化すると同時に、TOTETSUのTとTを組み合わせ、「工」の字を円形に表現し、人の和と昇りゆく社業を太陽になぞらえたものです。
それから半世紀を経て、今回新たに制定する「シンボルマーク」は、この「社章」に表わされた私どもの大切な創業の精神をしっかりと守り続け、さらに新しい時代に向けた確かな意思を加えたもので、『「究極の安全と安心」の追求』『「技術と品質」へのこだわり』への誓いでもあります。
モノクロ濃淡だけで表現した立体感溢れるフォルム(形状)は、どっしりとした重厚感と安定感を持ち、東鉄工業が常に追求する「究極の安全と安心」への思いがこめられています。また、メタリックな質感は、高い「技術と品質」を表すとともに、エッジの輝きは「先進性」、「将来性」を表現しています。
また、「シンボルマーク」とともに用いる社名ロゴ「TOTETSU」の書体は、新しいマークと調和するデザインとし、「コーポレートカラー」の「緑」とともに、「誠実」、「人を大切にする」、「親しみやすさ」、「優しさ」、「爽やかさ」などを表現しています。
コーポレートカラー
シンシアグリーン
Sincere Green = 誠実の緑
Process:C80% Y100%
PANTONE:361
RGB:R86 G166 B70
新しい社名ロゴ「TOTETSU」にも使用している「コーポレートカラー」の「緑」には、「安全」、「誠実」、「環境にやさしい」、「成長」、「若々しさ」、「希望」などの意味があります。
当社で使用する「緑」は、特に「シンシアグリーン(Sincere Green)」と名付け、すべてのステークホルダーに向けたメッセージとして、『「究極の安全と安心」の追求』はもとより、『「誠実なCSR 経営」の推進』『「人を大切にする」企業風土』『「環境」への取組み』などの意味がこめられています。「シンシア(Sincere)」とは、「誠実な」「真実の」(ラテン語:「純粋な」)という意味であり、東鉄工業の「緑」は「誠実の緑」です。