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誰かの目にとまることは
少なくても、
この手で守っている日常がある。
線路部門
津田 勇一 東京線路支店
線路部
2008年入社
工学部卒
JR東日本より受注した軌道工事に携わっている。常磐線のレール、分岐器等の交換作業や軌道整備が主な仕事。また、発注された仕事の施工時期を検討し、月間計画を作成する際の工程管理も行う。作業の安全と、品質の良い成果物を造ることを心がけている。

この会社を選んだ理由は?

人々の生活を支える仕事がしたい。

就職活動中に、リクルーターの先輩社員から誘われたことがきっかけで東鉄工業を知りました。大学時代は土木工学を専攻しており、インフラ整備の分野に興味がありました。その中でも、人々の生活に欠かせない鉄道を縁の下の力持ちとして支えたいという思いがあり、東鉄工業への入社を決意しました。

仕事の面白さ、中堅社員としての思い

限られた時間の中で、大規模な工事を終える。

線路メンテナンスの仕事は、大きな構造物を建造したり、地図に残るような仕事ではありません。しかし、終電から始発までの限られた作業時間の中で、安全に仕事を終えることが出来た時の達成感は計り知れません。ときには、一晩で50人以上の作業員の方と協力し、数百メートルにもなる大規模なレールの交換作業を実施することがあります。あまり見た目も変わらないため殆どの鉄道利用者が“何が変わったの?”と疑問に感じると思いますが、そんな小さな仕事を積み重ねることで、鉄道の安全・安定輸送の一端を担っていることにやりがいを感じています。印象に残っているのは、私が入社して数年後、東日本大震災が発生したときのこと。私が住んでいる茨城県も甚大な被害があり、常磐線も大きく被災しました。それまでの私は、責任者として現場に従事することは多くありませんでしたが、1日も早い鉄道の復旧を目指し、責任者として多くの現場を経験しました。その中で責任感が芽生え、仕事に対する向き合い方が大きく変化しました。このような経験から、若手社員には、座学だけでは学べない経験や感覚を養ってもらえるように現場での指導に力を入れています。仕事は決して一人ではできません。自分から積極的にコミュニケーションを取り、多くのことを学んで、成長してもらいたいと思います。

職場の雰囲気は?

この仕事は、チームワークがあってこそ成り立つ。

現在の出張所は、総勢30名程度の職場です。大きく分けて、軌道の修繕管理を行う工事クループ、線路の検査を行う検修グループ、大型保線機械で線路を補修する機械グループに分けられます。各グループが協力し、出張所全体が一つのチームとして線路メンテナンスの仕事をしています。また先輩社員がトレーナーとなって、線路構造の基礎から安全のルールまで細かく指導してくださいます。チームワークがあり、風通しの良い職場環境だと感じています。

ONE DAY SCHEDULE

ある一日のスケジュール

MESSAGE

私の従事している線路メンテナンスの仕事は、学生時代にはほとんど学ぶ機会のない分野の仕事です。入社後に身につける知識が多く、私も先輩社員から多くのことを教えていただき成長することが出来ました。学生の皆さんは、学校で学んだことや専攻してきたことだけに囚われず、広い視野で就職活動に取り組んでください。そうすればきっと自分のやりたい仕事に巡り合えると思います。そして、学生時代の様々な経験は仕事に就いたときに大きく役立つと思います。ぜひ、いろいろなことへチャレンジしてみてくださいね。

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